2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

日本に引き揚げた人々―博多港引揚者・援護者聞書

引揚者という言葉自体、若い世代の方々にはピンとこない言葉になっているかもしれません。第二次世界大戦は1945年8月15日に終わりましたが、外地にいた民間人の多くにとって、この日が新たな戦争のはじまりだったのです。87歳になる叔母をはじめ、私の両親、…

飼い食い―三匹の豚とわたし

「畜産の基本は,動物をかわいがって育て,殺して食べる。これに尽きます」。『世界屠畜紀行』で牛や豚が肉になるまでを見届けた内澤さん、今回は自分で豚を飼い育て、そしてもちろん食べる!我が家でニワトリ一羽を〆、食べるまでを往生しながら経験した、…

吾輩は看板猫である。

看板娘ならぬ看板猫たち結集。不細工でもメタボでも立派に店番をお仕事としておられる猫たち満載。のんびり&脱力系猫フォトブック。 吾輩は看板猫である 作者: 梅津有希子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2011/03 メディア: 単行本 購入: 2人 クリック: …

ももの木なしの木りんごの木

ちば なつえさんが一人で営むおやつ屋、dans la nature。桃、梨、りんご、果物をたっぷり使った絵本のようなレシピ集。サイトはこちら→http://www.danslanature.net/ ももの木 なしの木 りんごの木 作者: dans la nature 出版社/メーカー: ミルブックス 発売…

目を凝らしましょう。見えない放射能に。

著者のうのさえこさんは、福島市にて東日本大震災に被災。現在は4歳の娘さんとともに福岡県に避難、反原発活動を精力的に続けています。ハイロアクション福島原発40年実行委員会委員長。2011年6月11日に広島原爆ドーム前で行われた「脱原発100万人アクション…

泥沼はどこだ―言葉を疑い、言葉でたたかう

対談:小森 陽一xアーサー・ビナード 文学者だって政治・経済について語らなければならないときがある。支配の言葉のウソを読み解き、市民のたたかいの言葉に取り戻す術を明らかにする。緊急対談「『原子力テロ国家』日本」をはじめ、9本の対談を収録。風刺…

限界集落の真実 ─過疎の村は消えるか?

高齢化が進み、いずれ消滅に至るとされる「限界集落」。だが危機を煽る報道がなされているのに、実際に消滅したむらはほとんどない。そこには逆に「限界集落」という名付けをしたことによる自己予言成就―ありもしない危機が実際に起きる―という罠すら潜んで…

水を守りに森へ─地下水の持続可能性を求めて

日本の森と水は、意外なほど危うい日本が水の豊かな国というのは幻想にすぎない。水を養うはずの森はいまや危機的状況だ。一体何が起こっているのか。百年先を見すえて挑む、森林再生プロジェクト。 (筑摩書房HPより引用) 著者はサントリー・エコ戦略部・…

小池邦夫の落書帖

“絵手紙”の小池邦夫さんが10年間、奥様に綴られたメッセージ。アーサー・ビナードさんの英訳がすばらしい。 小池邦夫の落書帖 作者: 小池邦夫,英訳 アーサー・ビナード 出版社/メーカー: 文化出版局 発売日: 2012/01/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) こ…