2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

年老いた猫との暮らし方― 飼い主たちの体験から―

我が家の初代猫は23歳で逝きました。10歳を過ぎた頃、転勤のため飼えなくなり夫の実家へ引き取られました。もともと雑種のたくましい猫でしたが、年老いてからそれはそれは大事にケアされ、晩年は歩く骨格標本のように痩せてしまいましたが、凛として最後の…

セカイのきんぴら

あると嬉しい小さなおかず、たとえばきんぴらごぼうみたいなの。世界あちこち旅して教わった、そんな小さなおかずのレシピ集。役立ちそうです。 セカイのきんぴら 作者: 飯島奈美 出版社/メーカー: 朝日新聞出版 発売日: 2011/10/20 メディア: 単行本 購入: …

逃避めし

この逃避願望、よーくわかります。「何も今作る必要はない。だが、そんなときにこそうずくのが逃避の虫である。仕事が遅れるかもしれない、担当編集者に申しわけない。そう思う気持ちこそが、なによりのスパイスだ」(本文より) 逃避めし 作者: 吉田戦車 出…

悲しみのゴンドラ

今年度ノーベル文学賞受賞作。「詩にとらえられた言の葉は、まるで消えゆく緑のようだ。脳卒中で言葉を奪われたのち、詩人は前後に深い沈黙をたたえる新しい色を染めあげた。そしてなによりもすばらしい黒。「ゴンドラは命を重く積み運ぶ、簡素で黒いそのか…

原発賠償の行方

法律も枠組みも決まったから賠償は粛々と進行する……なんて思ったら大間違い! 福島第一原発事故の賠償は、建国以来最大の法律問題であり、そう簡単に事は進まない。今後、全国民にツケが回されること必至。外国からの賠償請求額は想像もつかない。なぜこんな…

人は100Wで生きられる―だいず先生の自家発電「30W生活」

3.11以降、政府、東電の対応、原子力ムラの動き、どれも希望が持てない状況が続いています。どこに希望を見いだせばいいのでしょうか。山間のいなかの農業用水路で行った、小さな小さな水力発電の実験に希望を見出すヒントがあると、だいず先生こと高野雅夫…

タネが危ない

タネを売るとは、いのちを伝えること。一代種F1が席巻するタネの世界ですが、自家採種をし伝統野菜を守り育てる大切さを訴えます。著者は我が国で唯一、固定種タネを扱う専門店「野口種苗」三代目主人、昔、手塚治虫氏の虫プロで『火の鳥』初代編集者だった…

プロテスト・ソング・クロニクル 反原発から反差別まで

ミュージック・マガジン8月増刊。ボブ・ディラン、RCサクセション、ジョン・レノンなどなど、社会的メッセージを音楽にのせて伝えてきたミュージシャンたち。彼らが訴えてきたこと、その時代背景を探る一冊。 プロテスト・ソング・クロニクル~反原発から反差…

湘南倶楽部のキッチンから

鎌倉で人気の野菜がおいしいレストラン「湘南倶楽部」初のレシピ本!旬の野菜を主役に、お肉やお魚などもバランスよく取り入れたヘルシーでおいしいレシピ、もう料理本は買わないつもりだったけれど…、気になります。 湘南倶楽部のキッチンから ?からだが欲…

魔法のはさみ

里山に暮らす自然写真家・今森光彦さん。今森さんの持つもうひとつの顔が「切り紙」。はさみ1本で命が吹き込まれ、魔法のように作り出された作品の数々。 魔法のはさみ―今森光彦の切り紙美術館 作者: 今森光彦 出版社/メーカー: クレヴィス 発売日: 2011/08 …

文明の災禍

生き方を問い直すという意味で。「危険だから原発は止めるべきだという論拠だけで、私は原発の終了を主張する気はない。勿論安全だとは思ってないが。私は原発を必要なものだと考えるような生き方はしたくない」 文明の災禍 (新潮新書) 作者: 内山節 出版社/…

あしたも、こはるびより。83歳と86歳の菜園生活。はる。なつ。あき。ふゆ。

以前から『自休自足』誌などに登場していたつばたさんご夫妻の菜園生活を紹介。よく手入れされたキッチンガーデン、手間を惜しまない丁寧な暮らし。ユーモアを忘れない創意工夫の数々。簡素で慎ましい、それでいて精神性豊か。こんなじいばあになりたいと思…

本へのとびら

宮崎駿が語る、「生まれてきてよかったんだ、と子どもにエールを送るのが児童文学」。自らの読書体験,挿絵の素晴らしさ,アニメと本との関わり,そして震災後の世界について─お薦め岩波少年文庫50冊も紹介(カラー版) 本へのとびら――岩波少年文庫を語る (…

ぼくたちが見た世界―自閉症児によって綴られた物語

ニューヨークの自閉症児のための特別支援クラスで学んだ主人公、カムラン。カムランはクラスの仲間たちのその後の人生、そして彼らが見た世界を描き出すために彼らを再訪する旅に出る。「自閉」のイメージをくつがえす、人間讃歌のノンフィクション。(出版…

みさおとふくまる

「お日様の下を生きる事ができれば、すべてが好日。今日もいい日だね、ふくまる」「ふくまる」という名のネコと、毎日畑へでかけるおばあちゃん、かけがいのない日常をとらえた写真集。 みさおとふくまる 作者: 伊原美代子 出版社/メーカー: リトル・モア 発…

今週のお題「センチメンタルな秋」

センチメンタル、そんな言葉もありましたね、昔は。311以降、現実に押されっぱなしでふみとどまるのが精一杯。センチメンタルになっている余裕も何もありませぬ。

いやらしさは美しさ

ロングセラー『ぼくは本屋のおやじさん』から30年、早川義夫の最新エッセイ集。その昔のジャックスの頃しか知らなかったけれど、YOU TUBE で最近の歌を聴き、また聴き始めました。★早川義夫公式サイト http://www15.ocn.ne.jp/~h440/index.html いやらしさ…

今週のお題「あこがれのヒーロー、ヒロイン」

長く生きて、しかもミーハーとなると、あこがれのヒーロー、ヒロインはあれこれ浮かぶのですが、さあ、どれにしよう?「リボンの騎士」、「ひみつのアッコちゃん」(アニメでなく雑誌の頃)、ちばてつやの「ユキの太陽」のユキ、どれも古い…。 リボンの騎士(…