「2011年、買って良かったもの」



浮かばないのですよ、今年は。強いていえば無印の土鍋…、なんてこった。

いまだに自宅を遠く離れた避難生活。洋服も本もほとんどは段ボール箱入りの原発難民生活も9ヶ月目。先のことが見えない生殺し状態、いい加減疲れました。
また次にどこに移るかわからない、自宅に戻って住めるとは思えないレベルの放射能汚染。政府はそのうち、これくらいの汚染なら住めると避難解除してくるでしょう。
東京電力の皆さま、原発推進派の皆さま、政府のおえらい方々、自分が住んでみればいい。自分の子どもや孫を住まわせてみればいい。

原発難民というよりも国内避難民というべきかもしれません。アムネスティ・ジャパンによれば、国内避難民(IDP)とは戦争や民族浄化、宗教による迫害、飢饉といった理由から国内での移動を余儀なくされた人々のことです。

政府が保護する義務があるにもかかわらず、保護できない、保護する意思がない、これが国内避難民の問題です。国内避難民にも権利があり、国内避難民を保護する義務が政府にあります。

国にも福島県にも福島県民を保護する意思がないとしか思えない状況が、もう9カ月も続いている…なんて国なんだ。